SPI対策は非言語分野対策をしっかりと
SPIは、多くの企業が採用活動で利用する適性検査です。
SPIの内容は、言語分野と非言語分野に分かれており、言語分野では言語能力や読解力、文法知識などが、非言語分野では数学や論理的思考力、空間認識能力などが問われます。以下では、SPI3の勉強方法や対策について説明します。
【SPI3の勉強方法】
SPI3の勉強方法としては、まず過去問を解いて自分の実力を確かめ、問題の傾向や難易度を把握することが大切です。そして、苦手分野や不安な分野を重点的に勉強し、充実した学習計画を立てることが必要です。また、正しい解法やコツを身につけるために、解説付きの問題集や参考書を使用するのもおすすめです。
【言語分野の対策】
言語分野の対策としては、英単語や熟語、文法などの基礎的な知識を復習し、読解力を高めるために多読を行うことが効果的です。また、解答時間に余裕を持たせるために、スピード感覚を養うための練習も必要です。過去問題集を利用して、実践的な対策を行うことが重要です。
【非言語分野の対策】
非言語分野の対策としては、数学や論理的思考力を鍛えるために基礎的な問題から始め、少しずつ難易度を上げていくことが重要です。また、空間認識能力を高めるために、パターン認識の問題やパズルなどを解いて練習するのも効果的です。非言語分野は計算中心なので、スマホアプリも活用すると良いでしょう。スマホのアプリも使っていますがよくできていますよ。iPadで問題を表示して、紙に書き出して解くという形で使っています。
非言語分野の例題としては、以下ようなものがあります。中学受験をしている子たちはよく目にするような問題ですね。
A、B、C、D、Eの5人が競技会に参加し、5人の順位について次のことが分かっている。
ⅰ)Dの順位は、Eより上である
ⅱ)Bの順位は、Cよりも上だが、1着ではなかった
ⅲ)Aの順位は、Eより上である
ⅳ)同着の順位の者はいない
(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
ア Aは1着である
イ Cは5着である
ウ 2着はBまたはDである
ç
難しいですよね。これをスピードを上げて溶けるようになる必要があります。
必ず正しい推論は、アとウの両方で、
理由: 順位がA、B、C、D、Eの順であると仮定すると、ⅰ)よりDがEより上であることから、Dは3位以上であることが分かります。そして、ⅱ)より、BはCより上であるが、1位ではないため、Bは2位または3位であることが分かります。
また、ⅲ)より、AがEより上であることから、Aは1位または2位であることが分かります。さらに、ⅳ)より、同着の順位の者はいないことから、1位と2位にはAとBのどちらかが入ることが分かります。
これらの情報から、ア)Aが1位である場合、Bは2位に入ることになります。しかし、ウ)により、2位にはBまたはDが入るため、Aが1位になる場合はありえません。よって、ア)は誤りです。
次に、ウ)について考えます。前述の通り、2位にはBまたはDが入ることが分かっています。さらに、ⅱ)より、Bが2位または3位であることから、2位にはBかつDのどちらかが入ることが分かります。よって、ウ)は正しい推論です。
最後に、イ)について考えます。ⅳ)より、同着の順位の者はいないため、Cは5位に入ることが分かります。また、Aが1位または2位であることから、Eは4位または5位に入ることが分かります。さらに、ⅰ)より、DがEより上であることから、Dが3位または4位に入ることが分かります。よって、Cが5位であることは必ずしも正しいとは言えません。
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