“塾の質を考える:大学生講師と専任プロ講師の長所と短所”

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私どもの教室について

私どもは横浜市都筑区、センター北にて、教室を開設しております。小学生から中学受験、高校受験、大学受験に対応し、1対1および1対2の個別指導を中心に実施しております。当教室においては、専任の講師のみが指導にあたっており、大学生講師は配置されておりません。多くの塾が大学生を講師として採用している中、当教室では専任のプロ講師陣を揃えることで、より質の高い指導が可能となっております。

バランスの取れた講師陣

塾としては、経験豊富なベテラン講師と新鮮な視点を持つ若手社会人講師のバランスを取ることが理想です。しかしながら、塾講師(特に優秀な講師)の人材確保は常に課題となっており、その結果、大学生がバイト講師として採用されるケースが少なくありません。極端な例では、1つの教室には専任の講師が1名、残りは全て大学生バイト講師という塾も少なくありません。授業料の高低にかかわらず、個別指導や個人指導のフランチャイズチェーンの塾の多くは、このスタイルを採用しています。

大学生塾講師のメリットとデメリット

メリット:年齢の近さ

大学生講師の最大の利点は、生徒との年齢の近さです。共通の話題が多く、生徒との打ち解けやすさがあります。これにより、過度な緊張を回避し、学習に集中する環境を作り出すことができます。また、学習面でも、生徒が理解しやすいアプローチを見つける可能性が高まります。自身が学生だった時の経験を振り返り、授業内容に共感を抱くことで、生徒とのコミュニケーションが円滑になるでしょう。

メリット:共に考える姿勢

大学生は、学習塾でのアルバイト経験を通じて、教える際に生徒の立場に立ち、どのように説明すれば理解されるかを考えるスキルを磨きます。将来の社会人としても必要な能力であり、積極的に取り組む学生講師が多いです。

デメリット:講師の質のばらつき

大学生のアルバイト講師は、授業時間のみが報酬として支払われ、準備時間には対価がほとんど支給されません。そのため、予習や準備に充てる時間は限られるでしょう。多くの学生講師が予習に十分な時間を割くことは難しく、指導方法が一方的になる可能性が高まります。

デメリット:講師の交代

大学生講師の場合、授業途中で別の講師に交代することがあります。大学の試験期間や休暇の際には、他の講師が代わりに指導を行うことが一般的です。また、1年ごとに講師が変わることも珍しくありません。このような状況は、生徒の学習に安定感を欠き、学習環境の変化が大きなデメリットとなります。

デメリット:子供への指導不足

大学生講師は、生徒を叱ることが難しいとされ、授業のメリハリをつけることが難しくなることがあります。長期間にわたる指導を通じて、生徒の性格や特徴を把握するプロ講師と比べると、子供たちへの適切な指導が難しいかもしれません。

デメリット:入試指導の限界

学校定期試験の対策においては、大学生講師でも問題ないかもしれませんが、入試対策の経験は限られています。ベテラン講師は、多くの入試問題例を経験し、生徒が苦手とする箇所や難しい単元を把握しています。経験に基づく適切なアドバイスと指導が、生徒の成績向上に貢献するでしょう。

私どもの指導スタイル

私どもの教室では、基本的には入学から卒業まで、同じ教科に関しては一人の専任講師が担当いたします。これにより、生徒の理解度や課題を継続的に把握し、適切なサポートを提供しています。専任のプロ講師は、基本的な知識を的確に伝え、問題演習に十分な時間を充てることができます。問題解決の際にも、間違いの原因や正解のアプローチについて具体的なアドバイスを行います。これに対して、大学生講師は限られた経験と知識を持ち合わせており、専任のプロ講師に比べて指導の幅や深さが制限される可能性があります。

大学生講師は、若さと新たなアイデアをもたらし、生徒たちの視点に共感しやすい利点を持っています。しかし、プロ講師の蓄積された知識と洞察力には、数々の学びの瞬間を通じて培われた価値があります。大学生講師の情熱と柔軟性は、学ぶ喜びを生徒たちに伝え、創造的なアプローチを促進します。反面、プロ講師たちは長い年月をかけて磨き上げた専門知識と指導スキルを通じて、生徒たちの成長を確実なものに導いていきます。